コンサート

ロビーコンサート@春日部市立病院

 26日、約半年ぶりに春日部市立病院にお邪魔して、ピアノのKEIさんとロビーコンサートを行なってきました。このコンサートは、基本的には入院患者さんのためのものですが、病棟ではなくてロビーで行なうために、外来の方や一般の方でも聞くことができます。

Dscn1361  プログラムは、日本の歌(夏にちなんだもの数曲)、夏の歌のメドレーに、クライスラーの「プニャーニのスタイルによる前奏曲とアレグロ」「美しきロスマリン」チャイコフスキーの「メロディ」。

 KEIさんの企画で、何カ所の病院/老人ホームでのコンサートを続けてきましたが、やはり、有名な曲の方が受けがいい。こちらが弾きたい曲、ではなく、聴きたい曲、一緒に歌える曲、を上手に組み合せるのが大切ですね。そういう意味では、プニャーニはやや暴走気味か・・・とも思いました。

 久しぶりなのでペースをつかむことが難しく、話があまりできなかったのが残念です。曲にまつわるお話をもっとできれば良かったな、と反省。

 

次回は8月28日。暑いさなかですが、お近くの方はふらっとお寄り下さいませ。

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大野和士指揮東京都交響楽団第736回定期演奏会

 久しぶりに、大野氏のコンサートを聴くことができた。「今日発売日だよ」と言われて、慌ててチケットぴあにアクセスしてみたら、なんと最後の1枚! 昔はこんなことなかったんですけどね・・・

 プログラムは、

シェーンベルク:浄夜
シマノフスキ:ヴァイオリン協奏曲第1番(独奏:庄司紗矢香)
バルトーク:管弦楽のための協奏曲

 大野氏のコンサートでシマノフスキを聞くのは、これが2回目。1回目は、20年くらい前のことだ。東フィルの常任になった就任第1回目のコンサートが、「柿沼さんの新作、シマノフスキ、スクリャービンの第2番」というプログラム(独奏は荒井英治さん)。そんなこともあって、今回のコンサート、とてもいろいろなことを考えさせられたコンサートだった。

 まず思い出したのは、東フィルのコンサートのことである。就任披露コンサートというと、とにかくお客さんをいっぱいにすることを考えたプログラムになるのが普通なのに、大野氏のそれは、自分のやりたいもの、定期演奏会とはこうあるべきだ、という信念で選んだプログラムだった。もちろん客の入りは最低で、私も必死にPRして何十枚かチケットを撒いたのだが、半分も入らなかったように記憶している。

 大野氏の日本でのコンサートは、初めの頃は全くの不評だった。特に、N響や読響のプレーヤーにはとても評判が悪く、コンサート後に「どうでしたか?」と聞いた何人かの団員のほとんどが「ありゃ、ダメだね。すぐに消えるよ」と言っていたことを思い出す。大野氏の見ている地平をとても大切なものだと思っていた私としては、唯一、東京交響楽団を指揮したデビューコンサートにご招待した指揮者の先生の「あれは、心配しなくても大丈夫。本物だよ。日本じゃだめでも、向こうでならきちんと評価される」という評が、とても心強かったものだ。

 東フィルの常任になってしばらくは、お客さんの入りもとても良いとは言えなかった。当時の東フィルのマネージャーは素晴らしい仕事をしたと思う。大野氏の能力とビジョンを信じて、不入りのコンサートがあっても、大野氏のやりたいようにやらせたのだ。それは、オペラ・コンチェルタンテシリーズなどで結実した。氏が欧州の歌劇場で評価を上げるにつれて、日本での反応も徐々に変化してきた。常に満員になるようになり、評も好意的なものが増えていった。今や、氏が振るコンサートのチケットは、すぐに売り切れてしまう状態にまでなった。

 こんなことを書こうと思ったのは、私にとっては彼が20代から30代のころに、既に、昨日のコンサートで見せた音楽を作っていたことに気がついたからだ。今回のコンサートは、30代のころに聞いたシマノフスキ、40代のときのバルトークを思い出すことになった。

 過去の演奏と比べて、バルトークでは明らかに弦と管のバランスは違った。管楽器が弦を凌駕する迫力を求めたところは、5楽章の最後だけ。若い頃の氏の演奏では、もっと「派手な」ところが多かった。しかし、音楽の作り方、持って行き方には何事の違いもない。あるアマチュア・オーケストラでご一緒した時に、「僕だってこうやって振れるんだぜ」と笑いながら細かく振り分けて見せてくれていた若い頃から、彼の音楽の作り方は一貫しているように思う。

 氏の音楽に私が惚れ込んだのは、彼の考え方によるところが大きい。しかし、実際に演奏を聴いてみても、その思いは変わらなかった。とにかく、音楽が滑らかなのだ。わかりやすく言うと、はらはら、わくわくする音楽でも、はらはら、わくわくしながら、しかし、音楽はしっかりと進行する。変に誇張したり、わけのわからない時間的静止状態などかけらもない。あるオケのヴィオリストが「弾かされちゃう」と表現していたが、演奏者が演奏する音楽を理解していれば、自然に弾けてしまうのだ。だから、作曲家の本質がよく見える。金管に傷はあったものの、気持ちの良いバルトークだった。

 庄司さんのヴァイオリンは、相変わらず凄い。大野氏との組み合わせで聞いたのも2度目だが、「こう弾こう」という音楽が見える。少し気になったのは、右手の軌道が以前より体に寄っていることと、楽器の先端が上がることがほとんどなかったこと。少し無理をしているように思えた。音も、以前に比べるとやや細い感じがした。体を傷めていなければよいのだが・・・

 1曲目の「浄夜」は、大編成でも聞けることを発見した演奏だった。これまで何回聞いたか覚えていないのだが、大編成の演奏で感心したことはなかった。どうしても一人で1パートを弾いている時の機敏性がなくなるので、別の曲になってしまうように感じるからなのだが、昨晩の演奏は、そうした不満を全く感じなかった。別の音楽としてきちんと評価する目がなかったのかもしれない、と、反省した。

 久しぶりに、よいコンサートを聞きました。ありがとう。

 

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2012年の発表会を終えて

 5日に、無事に発表会を終えることができました。今回は25組27人の生徒が出演し、演奏時間7時間に及ぶコンサートになりました。ご来場下さった方には、深く御礼を申し上げます。

 以下に、発表会のプログラムのご挨拶を引用します。(ちなみに、プログラムは20ページ/苦笑。生徒の紹介やら楽曲解説などがたっぷりの、保存版です)

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 本日は、ご来場下さいましてありがとうございます。

 昨年、東日本大震災の影響で発表会を中止したこともあり、今年は、人数的にもプログラム的にも「重量級」の発表会になりました。とても長い時間ですが、できるだけたくさん聞いていただけると、生徒の励みにもなると思います。

 不況や震災の影響で、音楽業界はとても厳しい状況が続いていますが、たくさんの生徒さんがレッスンを続けてくれていてこのような発表会ができることに、私としては我が身の幸せを感じています。私事で申し訳ないのですが、前回の発表会から2年間に、オーケストラCONSONOを立ち上げ、止まっていた本の出版も正式に決まるなど、大きな変化がありました。「音楽をする場所を作る」という私の夢が、少しずつ前に進んでいるのではないか、と感じています。私を支えて下さっているすべての方に、心より感謝いたします。

 今年は、初出場組が多いことと、大がかりなカルテットが増えたことが特徴です。ほとんどゼロから初めて少しずつできることが増えている生徒が増えたこと、長い間続けていて、いろいろな曲に挑戦できるようになった生徒が増えて来たこと、などを示しているのだと思います。

 発表会は、生徒にとっては経験の場、先生にとっては反省の場、だと思っていますが、少しずつ進化している生徒を見ることは、この上ない幸せでもあります。

 殺伐とした、文化を顧みない世の中になっていくような悪い予感もありますが、音楽を通して、少しでもみなさんに生きる素晴らしさを感じていただけるように願っています。

 長いコンサート、長いプログラムにお付き合い頂きまして、ありがとうございました。

                 2012年5月5日   柏木 真樹
********************

 回を重ねていると、着実に進歩している生徒さんの姿を見ることができるのが、教え手としての最大の喜びですが、生徒さんがもっともっと音楽を楽しんでもらえるようにするにはどうしたよいか、と、考えさせられるのも事実です。順調にステップアップして、チェンバロやコンチェルト、カルテットなどを楽しめるようになってきた生徒も多いのですが、なかなかそこまでたどり着くのに時間がかかる生徒さんもいます。「もっとこうしてレッスンをすればよかった」という反省がたくさん得られるのが、発表会の場でもあります。

 自分自身としては、少し弾きすぎました。どうしても、一緒に練習をして何かをつかんでほしい、と思ってしまうので、生徒とのカルテットはすべて(「皇帝」とベートーヴェンNo.3、4)弾くことにしたのですが・・・準備段階からの疲労で、目が見えにくくなったのは厳しかったです。少し、歳を考えないといけません(涙)

 それにしても、これだけの発表会を運営するのは大変。ほとんどひとりの生徒さんに頼り切ってしまいました。これも、見直しが必要かもしれません。>Sさん、お疲れさま&ありがとう

 来年も、楽しい発表会ができるように、もっとレッスンを充実させようと思っています。これからもよろしくお願い致します。

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もうすぐ発表会

2012  毎年恒例の発表会を、今年も5月5日に行ないます。昨年は震災の影響で中止になってしまったのですが、今年はたくさんの生徒(全体の4割りほど)が参加して行なわれます。初出場の生徒も多く、どんな発表会になるか楽しみです。

CONSONO21 発表会
2012年5月5日 新宿区四谷区民ホール 12:30 開演予定
(画像は、演目と順番だけのチラシです)

 発表会は、教室の最大の行事です。最初に発表会を行なったのは、もう20年ほど前ですが(先生数人で合同で行ないました)、現在のような形になってからは、今年で9年目。あれこれと試行錯誤しながら、少しずつ良い「場所」にしようと思っています。

 発表会とは何か、というのは、実は簡単に言えることではありません。生徒のイメージもそれぞれですし、教え手の意図もさまざまです。「日頃の成果を披露する場所」というのが比較的多くの人が持っているイメージかもしれませんが、私が発表会を一生懸命やるのは、全く意図が違います。

 そもそも「教え手とは何か」ということにもつながるのですが、私は、発表会は「生徒にとっての経験の場」であると思っています。特に、大人の生徒さんにとっては、とても重要な場所だと思うのです。経験とは、多くの意味を含みます。「本番を踏む」ということももちろんです。「発表会までに曲を仕上げる経験をする」ということも、もちろんその中にあります。そして、「さまざまな経験ができる」ということが、欠かせないと思うのです。

 最初に発表会をやったときから、いくつかの前提条件と、将来的な目標を決めていました。それは

★ 同じ曲を複数の生徒が弾かないこと

 発表会では、進度が似たような生徒が同じ曲を弾くことがよくあります。自分が過去に発表会に出た経験から、同じ曲を他の人が弾くのはとても抵抗がありました。(もちろん、コンクールなどでは同じ曲をみんなで「比べる」のですが)自分が発表会を主宰するようになって、まず決めたのがこのことでした。でも・・・出演者が50人くらいにふえたら、そうも言っていられないかもしれません(50人になったら、1日では入らないから問題は起きないかも/苦笑)

★ できるだけ曲を分断しないこと

 レッスンでは、ほとんどの場合、曲を楽章ごとに練習します。ですから、発表会も「なんとかの第1楽章」「なんとかの第2楽章」などと、曲のある楽章だけを取り上げることが多いものです。しかし、曲はひとつの不可分なものであることが多く、なんとなく中途半端な気持ちがしていました。ですから、せっかくステージで弾く経験ができるのですから、できるだけ、ある楽章だけを取り上げることは避けています。だから、毎回時間が長いのですが・・・

★ できうるかぎり、弾きたい曲を原曲の形で演奏すること

 これも、とても難しいことです。特に、子どもの生徒が多くプロ志望の子どもがいるような教室では、どうしてもメカニックな協奏曲をたくさん弾かせることになり、必然的にピアノ伴奏でコンチェルトを弾かねばならなくなります。それはそれで必要なことではありますが、ベートーヴェンやブラームス、シベリウスの協奏曲などをピアノ伴奏で聴くと、別の曲に聞こえます。もちろん、生徒が弾きたい場合は敢えて止めることはしませんが、基本的には発表会でできるスタイルの曲を勧めています。このような方針でやるためには、発表会の場での選択肢を増やさなければなりません。そのために、弦楽合奏の伴奏や室内楽、チェンバロなどを発表会で使うようになりました。コンチェルト専用の発表会を行っているのお、それを徹底したいからです。

★ 他の生徒にも興味を持ってもらうこと

 自分が演奏したら終わり、ではなく、他の生徒の演奏を聴いたり、何を学んでいるかを知ることはとてもよい経験になると考えてきました。レッスンでも、他人のレッスンを見学することはとても良い勉強になります。どうしたら生徒にそのように思ってもらえるか、というのは、今でも悩みのひとつですが、少しでも興味を持ってもらうために、プログラムで生徒や曲の紹介を書くことにしています。毎回、発表会とは思えないページ数のプログラムになって、お手伝いの生徒さんたちには迷惑をかけていますが・・・

 まだいくつかありますが、大きな方針はこのようなものです。

 あと1週間ちょっと。今年も「わくわく」しながら準備をしています。

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「展覧会の絵/特別コンサート」を終えて

 1日に、展覧会の絵、特別コンサートが終わりました。ご来場下さった皆様に、あつく御礼を申し上げます。

Dsc_0039  今回のコンサートは、当初の計画とかなり違うものになってしまいました。さまざまなことがあり、自分としてもとても厳しいコンサートではありました。結果的には、津留崎さんやメンバーの頑張りで、なんとかお客さんには楽しんでもらえるコンサートになったのではないかと思います。(写真は、2曲目のクリスチャン・バッハのヴァイオリンとチェロのためのコンチェルタンテのシーンです)

 ヴァイオリンを教えることが本業の私にとって、演奏することはとてもコントロールが難しいことです。練習する時間を確保することが難しいことが第一、そして、演奏するためにもっとも必要なモチベーションの維持がなかなかできないことがもうひとつの課題です。やるべきことに追われている生活では、自分が(そして周囲が)納得する演奏をすることは困難ですが、今回は特に、演奏以外の要素でかなり混乱していて、直前までモチベーションを上げることができませんでした。そのために、津留崎さんや長谷川さんに、たくさんのご迷惑をおかけしてしまったことが悔やまれます。

 本気で面白く感じたのは、津留崎さんとの合わせを始めてからでした。私と違って、生粋のプレーヤーである津留崎さんのイメージの作り方と、自分が考えていることをすりあわせる作業は、とても意味のある、面白いものでした。

 自分のこれからのことを考えると、やはり、プレーヤーとしても少し活動をすべきだと考えています。ある種の緊張を、自分自身に果たすことがどうしても必要だと思うからです。昨年まで続けていた病院や施設のコンサートを休止してしまったので、自分が弾くことに少し臆病になっていることも確かです。

 それにしても・・・

 津留崎さんのおかげで、展覧会の絵、という曲の本質がかなり理解できたように思います。ラヴェル版と比べてみると、原曲の面白さがよくわかります。管弦楽法を駆使して、オーケストラの曲としては面白く出来上がっているラヴェル版ですが、ムソルグスキーの原曲をかなり変えてしまっているのです。特に、原曲の和音の面白さを、ラヴェルはかなり無惨にいじっています。確かに、当時のフランスで受け入れられやすいものだったのかもしれませんが、これでは、やはり「ラヴェルの展覧会の絵」でしかありません。そのことを知ることができたのは、とても大きな意味がありました。

 できれば、3、4ヶ月の練習期間を作って、もう一度挑戦してみたいと思っています。

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毒きのこに当たった!!

やはり、キノコは怖い・・・




                                              


と、びっくりさせてごめんなさい。

今日は、守谷市の児童施設でのクリスマスコンサート。対象は「未就学児童と親」です。
この施設でのコンサートも、すでに4年目。
毎回、たくさんの親子のみなさんが聞きにきてくださいますが、
昨日は特に多く、約100組(200人以上!)になりました。

聞きにきて下さったみなさん、ありがとうございました。

プログラムは、

サンタが街にやってきた
Deck the Halls
愛の挨拶(エルガー)
中国の太鼓(クライスラー)
ドラえもんの主題歌(新しいやつ)
どこのこのきのこ
ハッピークリスマス
クリスマス・ジングル
ツィゴイネルワイゼン
まるまるもりもり

子どもは、踊ったり歌ったり、走り回ったり(笑)

でも、面白いですね。さすがに「愛の挨拶」は、お子さんにはあまり聞いてもらえない(笑)のですが、
中国の太鼓や、ツィゴイネルワイゼンは、結構集中して聞いてくれます。
なかには、体をゆすったり手を叩いたり、というお子さんも。
子どもたちを対象にしたコンサートは、大好きです。楽しい!!

さて、表題ですが・・・

今回の目玉は、「まるまるもりもり」と「どこのこのきのこ」

この「きのこ」がやばいんです。

昨日から、何かをするたびに「どっこのこーの、きのこ」と口ずさんでしまいます。
ふと気がつくと、歌ってる。

完全に、きのこの毒がまわってしました(笑)

一緒にキノコに当たりたい方は

http://www.youtube.com/watch?v=iIOAvL7eYzg

をごらんください(笑)

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9月の「さくらの杜コンサート」

 9月は、老健施設「さくらの杜」でコンサートを行いました。

 今年は、猛暑と「節電」で、お年寄りには辛い夏だったと思います。私たちがコンサートを行っている他の施設では、何人もの入所者が亡くなられたとも聞いています。長い間の日本の経済政策、福祉政策の愚かさをここで論じても仕方ありませんが、しわ寄せがいくのはこうした高齢者たち。暗愚な政治に何をすることもできない私にとって、少しでもみなさんの楽しみ、喜びになるパフォーマンスができること、次を楽しみにしていただける演奏をすることが、自分の無力さに対する小さな小さな穴埋めにでもなれば・・・と思っています。

20110913_3_2 会場は、広い吹き抜け。とてもきもちのよいところですが、ピアノがそっぽを向いているのが残念。ほとんどが車いすにのってこられます。入所者がほとんど。毎回、70〜100人くらいの方に楽しんでいただいています。





















 本日の曲目は

美しきロスマリン(クライスラー)
ウィーン奇想曲(クライスラー)
赤とんぼ
ふるさと
荒城の月
ムーンリバー
スペイン舞曲(クライスラー編)
上を向いて歩こう

 私(とピアノのKEIさん)の病院や老人施設でのコンサートは、基本的に「有名なクラシック曲、ないし、聞いていて楽しい曲」に、「一緒に歌う曲」+「みんなが歌える曲」という構成になっています。

20110913_2

今回は、あかとんぼとふるさとを一緒に歌っていただきました。一緒に歌っていただくときは、ピアノのKEIさんはマイクを持って、私はヴァイオリンを持って、みなさんの中を動き回ります。楽器と一緒に歌って下さる方も多いのですが、いちばん「よかった」と思うのは、認知症の方が、一生懸命体で感じようとして下さっている瞬間。言葉をはっすることができなくても、心が感じている瞬間だと思います。












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コンサートを聴いて下さる方は、8割が女性です。男性がいると、父親にもこうしたことができればよかったな、と、ちょっぴり感傷的になります。












KEIさんはマイクを持って、できるだけたくさんの方に歌ってもらえるように奮闘中。マイクを向けると、嬉しそうに力一杯歌う方、はずかしそうに小さな声で歌う方、と、反応はさまざまですが、とても元気に感じられます。















 これまで、5カ所ほどの施設/病院でコンサートをしてきましたが(現在は2+α)、施設はどこも清潔で明るく、このようなところがもっともっと必要だと感じました。30年前から、日本の政治は、アメリカ型の「弱肉強食」を目指してきましたが、そうした誤った方向が、人に対する優しさや尊敬を日本の社会から奪い去ってきました。私たちは、少しでも「優しさ」や「人の尊厳」を感じられる活動を続けていきたいと思います。

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春日部市立病院ロビーコンサート

●2月7日の日記

昨年来、「超」がつく多忙で、全く更新ができませんでした。
忙しいのは相変わらずなのですが、少しずつでも更新します。

今日は、今年初めての春日部市立病院でのロビーコンサートに行ってきました。

曲目は、

葉加瀬太郎:ひまわり(NHK朝の連続ドラマ主題歌)
宮城道雄:春の海
日本の歌より:早春賦、冬景色
ユ・ヘジュン:最初から今まで(「冬のソナタ」主題歌)
サラサーテ:ツィゴイネルワイゼン
「春よこい」

病院でのコンサートは、入院患者さんに少しでも元気を出していただくことが目的です。
そのためには、こちらはエンターテイナーに徹しなければならない。
曲目も、自然に「有名なもの」や「旬のもの」が多くなります。

実は、朝の連ドラは全く見ていません。もちろん、「ひまわり」も知りませんでした。
曲を決めるのは、ほとんど相方のピアニストのお仕事で、
今回も「これ、なに?」状態でのスタートでした。
ですが、さすがにみなさんご存知です。こういう曲も、ちょっとアンテナ張らないと・・・

冬のソナタも、すでに過去のものかと思いましたが、結構楽しんでもらえました。

次回は4月です。

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午後のコンサート@春日部市民病院

・11月30日

 10月に始めてお邪魔した春日部市民病院ですが、毎月のコンサートになりました。最近は老健施設や公民館の企画などが多かったのでいわば「常連さん」向けが主体でしたが、今回はロビーでのコンサートなので偶然来た方もいらっしゃいます。しかし、目的は入院患者さんの「元気の素」になること!

 今回も、ヴァイオリンの曲と日本の歌を中心にしたコンサートでした。

曲目

エルガー:朝の歌
クライスラー:ウィーン奇想曲
日本の歌:もみじ、里の秋
埴生の宿、枯葉
モンティ:チャールダッシュ

 こうしたプログラム構成は、老健施設や病院での「定番」になっていますが、やはり歌はいいですね。どこでも、お年寄りがとても喜んで一緒に歌ってくれます。「病は気から」などとは言いませんが、それでも気持ちに張りがあったり楽しかったりしたら元気になりやすいことは確かでしょう。私のような「コンサートでお金をとって生活する」ことをなりわいとしていないプロにとって、少しでも演奏が「人のため」になるのであれば、これからも続けて行きたいと思っています。

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さくらの杜コンサート

●9月28日の日記

 この日は、北区の老健施設「さくらの杜」でのコンサート。初めは年4回という予定でしたが、隔月になりました。合わせの時間を余計に取ることができなかったので、プログラムは日立とほぼ同じです(苦笑)。

 ここのところ、気温の変化がとても激しく、体調を悪くしている生徒もたくさんいます。先日のアズールの練習でも、いかにも「疲れた」「眠い」という顔のオンパレード。しかし、私も例外ではありません。体が重く、眠さが取れません。急に気温が下がった上に天気が悪く気圧が下がっているので、体調の維持がとても難しいですね。

 午前中に合わせていると、指が思うように動きません。普段は寝起きがよく、起きた直後にフル活動できるのですが、ここ数日は1〜2時間はなんとなく調子がでない。「朝が弱い」という人たちの気持ちが少しばかりわかった感じがします。

今日のプログラム

モーツァルト:メヌエット
サラサーテ:アンダルシアのロマンス
月の砂漠
宵待草
赤とんぼ
ダニーボーイ
ブラームス:ハンガリー舞曲
ドヴォルジャーク:ユモレスク
夕焼け小焼け

 施設の担当者が替わって若い男の方に。初めから何か力が入って、大きな声でご挨拶。モーツァルトを弾き終わった後もなにやらマイクを片手に司会をしそうだったので、「こちらでやります」とちょっと強引にマイクを奪ってしまいました(ごめんなさい)。

 日立と違い、顔見知りの方が少ないので、歌も最初は控えめです。楽器を抱えて回ったり、ピアニストが順番に歌ってもらったりしていると、少しずつ声も大きくなります。恐らく認知症なのでしょう、言葉が出て来ない女性が、一生懸命合わせて首を振っているのを見ると、「何かが通じているんだろうな」と感じます。

 来月からはまたひとつコンサートが増えます。できるだけたくさんの人に、ちょっぴりでも楽しさを感じていただければと思っています。

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