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2012年4月

もうすぐ発表会

2012  毎年恒例の発表会を、今年も5月5日に行ないます。昨年は震災の影響で中止になってしまったのですが、今年はたくさんの生徒(全体の4割りほど)が参加して行なわれます。初出場の生徒も多く、どんな発表会になるか楽しみです。

CONSONO21 発表会
2012年5月5日 新宿区四谷区民ホール 12:30 開演予定
(画像は、演目と順番だけのチラシです)

 発表会は、教室の最大の行事です。最初に発表会を行なったのは、もう20年ほど前ですが(先生数人で合同で行ないました)、現在のような形になってからは、今年で9年目。あれこれと試行錯誤しながら、少しずつ良い「場所」にしようと思っています。

 発表会とは何か、というのは、実は簡単に言えることではありません。生徒のイメージもそれぞれですし、教え手の意図もさまざまです。「日頃の成果を披露する場所」というのが比較的多くの人が持っているイメージかもしれませんが、私が発表会を一生懸命やるのは、全く意図が違います。

 そもそも「教え手とは何か」ということにもつながるのですが、私は、発表会は「生徒にとっての経験の場」であると思っています。特に、大人の生徒さんにとっては、とても重要な場所だと思うのです。経験とは、多くの意味を含みます。「本番を踏む」ということももちろんです。「発表会までに曲を仕上げる経験をする」ということも、もちろんその中にあります。そして、「さまざまな経験ができる」ということが、欠かせないと思うのです。

 最初に発表会をやったときから、いくつかの前提条件と、将来的な目標を決めていました。それは

★ 同じ曲を複数の生徒が弾かないこと

 発表会では、進度が似たような生徒が同じ曲を弾くことがよくあります。自分が過去に発表会に出た経験から、同じ曲を他の人が弾くのはとても抵抗がありました。(もちろん、コンクールなどでは同じ曲をみんなで「比べる」のですが)自分が発表会を主宰するようになって、まず決めたのがこのことでした。でも・・・出演者が50人くらいにふえたら、そうも言っていられないかもしれません(50人になったら、1日では入らないから問題は起きないかも/苦笑)

★ できるだけ曲を分断しないこと

 レッスンでは、ほとんどの場合、曲を楽章ごとに練習します。ですから、発表会も「なんとかの第1楽章」「なんとかの第2楽章」などと、曲のある楽章だけを取り上げることが多いものです。しかし、曲はひとつの不可分なものであることが多く、なんとなく中途半端な気持ちがしていました。ですから、せっかくステージで弾く経験ができるのですから、できるだけ、ある楽章だけを取り上げることは避けています。だから、毎回時間が長いのですが・・・

★ できうるかぎり、弾きたい曲を原曲の形で演奏すること

 これも、とても難しいことです。特に、子どもの生徒が多くプロ志望の子どもがいるような教室では、どうしてもメカニックな協奏曲をたくさん弾かせることになり、必然的にピアノ伴奏でコンチェルトを弾かねばならなくなります。それはそれで必要なことではありますが、ベートーヴェンやブラームス、シベリウスの協奏曲などをピアノ伴奏で聴くと、別の曲に聞こえます。もちろん、生徒が弾きたい場合は敢えて止めることはしませんが、基本的には発表会でできるスタイルの曲を勧めています。このような方針でやるためには、発表会の場での選択肢を増やさなければなりません。そのために、弦楽合奏の伴奏や室内楽、チェンバロなどを発表会で使うようになりました。コンチェルト専用の発表会を行っているのお、それを徹底したいからです。

★ 他の生徒にも興味を持ってもらうこと

 自分が演奏したら終わり、ではなく、他の生徒の演奏を聴いたり、何を学んでいるかを知ることはとてもよい経験になると考えてきました。レッスンでも、他人のレッスンを見学することはとても良い勉強になります。どうしたら生徒にそのように思ってもらえるか、というのは、今でも悩みのひとつですが、少しでも興味を持ってもらうために、プログラムで生徒や曲の紹介を書くことにしています。毎回、発表会とは思えないページ数のプログラムになって、お手伝いの生徒さんたちには迷惑をかけていますが・・・

 まだいくつかありますが、大きな方針はこのようなものです。

 あと1週間ちょっと。今年も「わくわく」しながら準備をしています。

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洗濯機がこわれた! みなさんもヒートテックに注意しましょう

 先日、洗濯機が壊れました。しばらくおかしな音が聞こえていたのですが、とうとうご臨終・・スイッチを入れるとすぐに止まり、エラーコードがでます。取扱説明書にも出ていないコードで、サービスセンターに電話。修理に来ていただきました。

 修理に来た技術者は、かなりベテランでとっても詳しい方でした。いろいろとお話をさせていただいて、最近の洗濯機事情に少し詳しくなりました。そして、故障した原因も・・・私が特に不注意なのかもしれませんが、知らない方もいるのではないかと思い、ご報告。

● 故障の原因は「ヒートテックの下着」だった!!

 動かなくなった直接的な原因は、洗濯槽の下部のプラスチックが溶けて、まわりに癒着してしまったことでした。さらに、回転するプロベラ部分にも癒着が広がって、羽が外せない状態になっていました。手作業でがりがりと癒着部分を剥がし、何とか使えるようにしてもらいましたが、「今度故障したら、もう部品の保管年限を過ぎているので、買い替えた方がいいかも」とのこと。まだ7年目です(涙)

 さて、プラスチックが溶けた理由です。「ヒートテックを使ってませんか?」

 ヒートテックの素材は、乾燥している時に異常な高温になるそうです。ですから、ヒートテック製品には「乾燥機にかけないで下さい」と書いてあります。しかし・・こういう注意書きは、しっかり見ないことも多いですね。それに、衣類の「乾燥機禁止」は、服が傷むから、とばかり思っていました。まさか、洗濯機がダメになるとは・・・

 しかし、洗濯機側には注意書きがありません。なぜなら、ヒートテックが登場したのは、2003年で、この洗濯機が発売になったより後です(涙)。しかし、よく聞いてみると、一番新しい洗濯乾燥機でも、ヒートテックはやはりダメだそうです。当然、「温度センサーはついていないのですか?」と質問しましたが、現在の洗濯乾燥機についている温度センサーは、駆動部には対応していないとのこと。ですから、プロベラの溶解は防げないようです。

 しかし・・・

 とにかく、電気製品の買い替えのサイクルが短くなりましたね・・・パソコンや携帯に限らず、白物でも、サイクルが短くなっているように思います・・・

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六義園のしだれ桜

 仕事場である私のスタジオは、JR山手線駒込駅のちかくにあります。駒込駅は、山手線の中では超ローカルな駅で(笑)、南北線ができるまでは乗降客数もとっても少なかったのです。私も、17年前にこちらに引っ越して来た時には「駒込って、人が住むところ?」(なんと失礼な/汗)くらいに思っていました。ところが、住めば都とはよく言ったもので、すんでみるととてもよい街であると思うようになりました。

20120404_2  駒込駅近くに、六義園があります。六義園は、元禄時代に柳沢吉保が作った庭園です。2万7千坪ほどの土地に、静かな池とアップダウンのある庭園が広がっています。普段は散歩コースとして、とてもよいところ。スタジオは本郷通りに面しているのですが、ちょうど向かい側が六義園。ビルが邪魔で見えないのですが(苦笑)

 六義園が、年に2回、有名になります。紅葉の時期としだれ桜。とりわけ、邸内にそびえるしだれ桜は、東京1ではないかと言われているほど立派なものです。毎年、満開の時期にはライトアップがあって(普段は5時で閉園)、日中からたくさんのお客さんで賑わいます。観光バスがずらーっと止まる風景は、ここ5年くらいのことですが、ピーク時には入園に1時間待ちになることもあります。

 そのしだれ桜ですが、先週の土曜日(31日)には「莟」だったのですが、嵐の後の暖かさで、昨日から「見頃」になりました。まだ、若い桜ですので、元気いっぱい。それは見事な景色です。

 時間があれば、みなさんに見ていただきたいですね。ただし・・・食事には苦労します。ただでさえ少ない店が、どこもいっぱいになってしまいますから・・・

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「展覧会の絵/特別コンサート」を終えて

 1日に、展覧会の絵、特別コンサートが終わりました。ご来場下さった皆様に、あつく御礼を申し上げます。

Dsc_0039  今回のコンサートは、当初の計画とかなり違うものになってしまいました。さまざまなことがあり、自分としてもとても厳しいコンサートではありました。結果的には、津留崎さんやメンバーの頑張りで、なんとかお客さんには楽しんでもらえるコンサートになったのではないかと思います。(写真は、2曲目のクリスチャン・バッハのヴァイオリンとチェロのためのコンチェルタンテのシーンです)

 ヴァイオリンを教えることが本業の私にとって、演奏することはとてもコントロールが難しいことです。練習する時間を確保することが難しいことが第一、そして、演奏するためにもっとも必要なモチベーションの維持がなかなかできないことがもうひとつの課題です。やるべきことに追われている生活では、自分が(そして周囲が)納得する演奏をすることは困難ですが、今回は特に、演奏以外の要素でかなり混乱していて、直前までモチベーションを上げることができませんでした。そのために、津留崎さんや長谷川さんに、たくさんのご迷惑をおかけしてしまったことが悔やまれます。

 本気で面白く感じたのは、津留崎さんとの合わせを始めてからでした。私と違って、生粋のプレーヤーである津留崎さんのイメージの作り方と、自分が考えていることをすりあわせる作業は、とても意味のある、面白いものでした。

 自分のこれからのことを考えると、やはり、プレーヤーとしても少し活動をすべきだと考えています。ある種の緊張を、自分自身に果たすことがどうしても必要だと思うからです。昨年まで続けていた病院や施設のコンサートを休止してしまったので、自分が弾くことに少し臆病になっていることも確かです。

 それにしても・・・

 津留崎さんのおかげで、展覧会の絵、という曲の本質がかなり理解できたように思います。ラヴェル版と比べてみると、原曲の面白さがよくわかります。管弦楽法を駆使して、オーケストラの曲としては面白く出来上がっているラヴェル版ですが、ムソルグスキーの原曲をかなり変えてしまっているのです。特に、原曲の和音の面白さを、ラヴェルはかなり無惨にいじっています。確かに、当時のフランスで受け入れられやすいものだったのかもしれませんが、これでは、やはり「ラヴェルの展覧会の絵」でしかありません。そのことを知ることができたのは、とても大きな意味がありました。

 できれば、3、4ヶ月の練習期間を作って、もう一度挑戦してみたいと思っています。

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