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ピアノを調律しました

 一昨日、半年ぶりに調律をしました。今回は、ちょっと新しい調律師さんにお願いしてみました。うるさいことを言ってごめんなさい・・・

 私のスタジオのピアノは、キルンベルガーの第3に調律してあります。理由は、調性の「色」が見えるようにする(生徒に知ってもらう)ためです。ですから、調律師も限られてしまいます。

 ピアノを古典調律にしようと思ったのは、10年ほど前に、作曲家・ヴァイオリニストであった故玉木宏樹さんの事務所にお邪魔したことがきっかけでした。チェンバロの調律は20年前からやっていましたし、ピアノでやっても色合いが違うということは理屈ではわかっていたものの、玉木さんが示して下さった音律による調性の違いは、ある意味で衝撃的でした。それまで頭の中で考えていたことが、何も考えずに理解できたのです。

 ピアノは、ある種の特殊なものを除いて、平均律に調律するように作られています。そのために、「古典調律にしたら楽器が鳴らなくなりますし、楽器によくありません」という調律師もいます。それはそれで一理あるのかもしれませんが、それにしても平均律の色のなさは、古典派以前の作曲家が書いた楽曲を理解するためには不十分だ、と思わざるを得ませんでした。私はピアニストではないし、弾くのは生徒の伴奏だけ。それも、難しいものはパス(苦笑)ですから、せいぜい、モーツァルト、ベートーヴェン、あとはコンチェルトくらい。これなら、キルンベルガーの方がいいのです。

 私のスタジオに来るピアニストは、みんなびっくりします。和音を弾いて手を引っ込める人もいる(笑)。「これ、調律狂ってます!」

 では、平均律での演奏がだめなのか、というと、そんなことはないのですね。例えば、野平一朗さんのピアノを聞いていると、「平均律でもいいじゃん」と思ってしまいます。他にも、全くストレスなく聞けるピアニストは何人もいます。でも・・・

 要するに、私が下手だということなんでしょうけど(苦笑)

 キルンベルガーに調律したピアノは、とにかく面白いのです。

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