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2011年10月

つかの間の休日・・・でもやることは同じ(笑)

 公私ともにお世話になっている大三元さん(http://www.dai3gen.net)のお誘いで、土曜日に甲斐大泉にあるペンション、ハイム・デ・パウゼ(http://www.oizumi.ne.jp/~pause/)にお邪魔させていただきました。大三元さんの会社員時代の同期のご友人を中心にした、総勢20名ほどの集まりです。弦楽器を弾く人あり、クラリネット、ギター、リコーダー、歌、それにプロのシャンソン歌手もまざって、まさに音楽三昧の1日(半日)でした。

 以前からお誘いを受けていたのですが、最近の「超多忙」で土曜日が休める日が全くなく、秋の小さなコンサートが流れて空いた隙間に、私に合わせて設定していただいた集まりだったのですが、高原の気持ちの良い空気と、私(なにせ、主力は70代!!)をはるかに凌ぐみなさんの若さとパワーに、短い時間でしたがたくさんの元気をいただいたような気がします。

Photo  土曜日は、集合時間に少し間があったので、甲斐大泉駅から車で5分ほどのところにある「仙人小屋」(http://r.tabelog.com/yamanashi/A1902/A190201/19003778/)というお店で昼食。これが大ヒットでした。写真はいただいた料理のひとつ「キノコのソテー」ですが、周辺の山でとれたたっぷりのキノコ(見たことのないものもありました)の美味しいこと!! 天然のきのこって、本当に美味しいですね。普段食べているものは一体なんだろう、という感じです。旨味成分がとんでもない量。その他のもの(鹿の焼き肉、イワナの刺身、イワナの子のイクラ丼など)もとっても美味しくて、すっかりリフレッシュしました。

 ペンションについてからは、食事の時間を除いて、飲み続け、弾き続け・・・昼間から酒を飲んでいるという点を除けば、なーんだ、いつもとやってること、同じではないですか(笑)

 とりわけ面白かったのは、シャンソン。いいですね、歌って。言葉があって、身振りや表情を自在に使える。感じることを共有しやすい、という点で、歌に勝るものはありません。「さけ~~は飲め飲め~~・・・・いちたる、にたる、サンターーーールチーーーアーー」なんていう、ちょっと楽しい替え歌まであって、座が大いに盛り上がりました。

 びっくりしたことはたくさんありましたが、酒量も凄い!! 48本買ったビールがあっという間になくなり、ワイン、焼酎、ブランデーと、つぎつぎと殻ビンが生産されて・・・ふたまわりもみまわりも若い、私の生徒たちの集まりの2日分の二倍ぐらいかなぁ・・・

 ペンションは、残念ながら23時で音だし禁止だったので、宴は日付変更線までで終了。このような集まりにいつも使わせていただいているペンション・セロだったら、朝まで続いたに違いありません(笑)。

 70を過ぎて、こうして音楽が好きな友人たちが集まれる(それも、ほとんど車で来ていらっしゃいました!!)。高度成長期を支えた人たちのパワーと、いくつになっても変わらない友情を目の当たりにして、とてもうらやましく思いました。さて、仕事しよっと。

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第16回音楽理論講座

 去る10日に、私のスタジオで理論講座を行いました。いろいろなことがあって2年ほど中断してしまいましたが、今年からできるだけ毎月行なうように心がけています。

 そもそも、私がこうした講座をやろうと思ったのには、二つの理由があります。ひとつは、音楽理論が普通のアマチュアに取ってとてもとっつきにくいものではないかと感じたことと、レッスンで理論的な話をできるだけしなくて済むように、同じ話ならまとめてしてしまおうと思ったことです。ただでさえ話し好き(というか、説明好き)の私ですから、レッスンの時に何かの説明を始めてしまうと、なかなか終りません。レッスンの時間が延長できるときなら良いのですが、そうではないと肝心のレッスン時間が・・・

 というわけで始めた理論講座なのですが、すでに16回目。資料作りは大変ですが、みなさんとても興味を持ってくれていて、毎回、たくさんの生徒さんの参加があります。

 今回のテーマは「音程(楽典上の音程の名称)」と「調」でした。音程と調の説明は、あらかじめ渡してある資料でたっぷりと。講座は、資料にない話をするのが通例です。今回は「5度は宇宙を支配する??」

 シャープやフラットが5度ずつずれて付くことはご存知だと思いますが、もちろん、調も5どずつずれますね。そして、弦楽器の音程の基本になるピタゴラスは、純正な完全5度が積み上げられてできている音程です。そのあたりを、ちょっぴり、余分なお話も交えながら、4時間かけて説明しました。

 みなさんには、音楽をもっと好きになって欲しい、と思っています。そのために、これからもできるだけたくさんのアイテムを用意したいと思っています。

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ガーリックとヴィブラート

 料理好き、食べ物好きである。あちこちに書いているので、私が書いているものを読んで下さっている方は、よくご存知だろうと思う。

 昔、トマトソースを作る時に、ベーコンや玉葱を入れていた。オリーブオイルに、ニンニク、玉葱を入れてよく炒め、ベーコンを入れてトマトを入れて煮込む。これはこれで「まずくはない」のだが、それほど積極的に作ろうと思わせるようなものではなかった。それがある日、ガーリックオイルを作る方法を学んで、トマトソースの作り方が全くかわってしまった。それ以来、大好きな食べ物になった。

 ポイントは、ガーリックオイルである。

 トマトソース(だけでなく、ガーリックオイルを必要とするもの)を作る時には、まず、40分以上かけてガーリックオイルを作る。手つきの大鍋を傾けてオリーブオイルをたっぷり入れて熱し、たっぷりのガーリック(ガーリックは潰して入れること)を弱火(それも、ごく弱火)で熱する。20分を過ぎた頃から、少しずつガーリックが変色してくるのだが、弱火なので焦げ過ぎることはない。量にもよるが、色が変色し始めた頃から香りが変化する。いかにも美味しそうな、甘い香りが漂ってくるのだ。それでも、もう少し熱してやると、ガーリックはきれいなきつね色になる。このくらいがちょうど良い。ガーリックオイルを火にかけたら、シャワーを浴びてもよいし、朝のジュースでも飲みながら新聞に目を通しても良い。

 トマトソースを作る時には、これ以外に玉葱もベーコンもいらない。後は、トマトを炒めて煮込むだけである。(もちろん、オレガノなどは好みによって使う)

 ガーリックは、基本的な調味料なんですね。じっくりと作ったガーリックオイルには、ものすごく芳醇なアミノ酸の味が含まれているのだ。これに、玉葱やベーコンは無用だと思う。実際に、ジャストタイミングに茹で上げたパスタをからめると、玉葱やベーコンを入れたトマトソースより、ガーリックだけのトマトソースの方が、小麦の味が豊かに味わえるのだ。

 こんな話をしていたら、「そっか、ボウイングがしっかりしていれば、ヴィブラートをかけなくてもよい音がするんですね」と言われた。そう、過剰なヴィブラートは、せっかくの美味しいトマトソースを汚してしまう、玉葱やベーコンのようなものかもしれない。

 玉葱やベーコンは、とっても美味しい食材だが、使い道が違うのです。

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ジョブズの死

 音楽とは直接関係ありませんが・・・

 スティーブ・ジョブズが56歳の若さで亡くなりました。アップルのCEOを退いた時、「もう長くはないのでは?」と思ったのですが、それにしても予想以上に早い訃報にびっくりしています。

 私が初めてMacを買ったのは、もう20年も前のことです。当時は目が飛び出るほど高かったのですが、中古で何とか購入したマシン(ⅡFX)が、私にとってはMacデビューになりました。それ以来、数えてみるともう7代乗り継いでいることになります。現在は、MacBook Airをメインマシンにして、仕事をしています。仕事場には他にもiMacなどがあり、iPhoneも使うという、Appleづくし。私にとっては、他のパソコンは考えられなくなっています。(もっとも、Macには一応Windowsも積んでありますが)

 ジョブズは、性格的にはかなり問題視されてきましたが、その独創性と決断力は、やはり「ただ者ではない」と言えるでしょう。ジョブズがいなかったら、ひょっとしたら、マウスもアイコンもなかったかもしれませんし、インターネットもこれほど使い勝手が良くなっていなかったかもしれません。ある意味で、歴史を変えた1人だと思います。

 同世代の訃報は、自分を振り返る契機にもなりますね。私は、音楽家として実際に活動を始めたのがとても遅いので、まだまだやりたいことは山のようにあります。あと20年、いや、30年は頑張りたい。頭の中にあるアイデアや、まだまだ解決しなければならない問題をたくさん抱えて、少し焦っているかもしれません。

 ジョブズほどの業績が遺せるとは到底思えませんが、私のやることが少しでも役に立つ人が増えることを念じながら、彼の死を自分なりに追悼したいと思います。

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オーケストラCONSONOの練習

 1月の演奏会に向けた練習が、いよいよ先週の日曜日から始まりました。フルオーケストラのコンサートを初めから責任を持つのは初めてですが、自分で思っていたほどの緊張はありません。これまで20年間、ずっと「やろう」と思っていたことができるのですから、期待が何よりも大きいからでしょう。

 私がこだわっているのは、「当たり前のことを当たり前に演奏する」ということです。アマチュア時代を含めて、30年間オーケストラというものに関わってきて、ずっと感じてきた不満や疑問を自分の手で解消できると思うと、出来上がった演奏が楽しみです。

 練習は、メンバーの「びっくり」の連続のようです。私としては普通の要求をしているつもりですが、長い間アマチュアオーケストラに参加してきた団員も「え??」ということが多いのです(http://www.consono.org/blog/)。

 今回もいくつかのびっくりが。ひとつは「ロングトーンの扱い」です。

 ロングトーンや刻みは、「旋律が聞こえるように」と、指定のディナーミクよりも落として演奏させる指揮者がほとんどですね。もちろん、こうした「調整」が必要であることも少なくありませんが、多くの場合は「やりすぎ」です。今回は、ジュピターに出てくるフルートとオーボエのロングトーンを取り上げました。

「もっとしっかり吹いて!」
「え! いいんですか?」
「かすもうと思ってるでしょ?」
「はい」
「そんな音だったら、モーツァルトは書いてないと思うよ」

 実際、ロングトーンを「かすむ」必要があるのは、他の楽器のバランスが壊れているか、音程が合っていないことが原因であることが多いのです。フルートの高音域のロングトーンをかすんでしまうと、むしろ中音域の旋律は浮き立ちません。ベースラインをしっかりして、フルートがしっかり高音域で「支える」と、中音域もクリアになるのです。これは、団員もびっくりしていました。

 私の練習は、できるだけ「before & after」を心がけています。良い例、悪い例を両方やってもらって、その違いを認識してもらう。オーケストラの練習は、どうしても「こうやりたい」という方向にだけ向きがちですが、そうするとメンバーが「何故そうするのか」ということがわからないままに練習が進んでしまうことがあるのです。ですから、指示した通りにやってもらったら「こんなに違う」ということを実感してもらうのが私の役割。こうして、少しずつメンバーに「音楽的常識」が蓄積されていくと思っています。

 1月のコンサートは、是非、ご来場くださいませ。

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