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オーケストラCONSONOの練習

 1月の演奏会に向けた練習が、いよいよ先週の日曜日から始まりました。フルオーケストラのコンサートを初めから責任を持つのは初めてですが、自分で思っていたほどの緊張はありません。これまで20年間、ずっと「やろう」と思っていたことができるのですから、期待が何よりも大きいからでしょう。

 私がこだわっているのは、「当たり前のことを当たり前に演奏する」ということです。アマチュア時代を含めて、30年間オーケストラというものに関わってきて、ずっと感じてきた不満や疑問を自分の手で解消できると思うと、出来上がった演奏が楽しみです。

 練習は、メンバーの「びっくり」の連続のようです。私としては普通の要求をしているつもりですが、長い間アマチュアオーケストラに参加してきた団員も「え??」ということが多いのです(http://www.consono.org/blog/)。

 今回もいくつかのびっくりが。ひとつは「ロングトーンの扱い」です。

 ロングトーンや刻みは、「旋律が聞こえるように」と、指定のディナーミクよりも落として演奏させる指揮者がほとんどですね。もちろん、こうした「調整」が必要であることも少なくありませんが、多くの場合は「やりすぎ」です。今回は、ジュピターに出てくるフルートとオーボエのロングトーンを取り上げました。

「もっとしっかり吹いて!」
「え! いいんですか?」
「かすもうと思ってるでしょ?」
「はい」
「そんな音だったら、モーツァルトは書いてないと思うよ」

 実際、ロングトーンを「かすむ」必要があるのは、他の楽器のバランスが壊れているか、音程が合っていないことが原因であることが多いのです。フルートの高音域のロングトーンをかすんでしまうと、むしろ中音域の旋律は浮き立ちません。ベースラインをしっかりして、フルートがしっかり高音域で「支える」と、中音域もクリアになるのです。これは、団員もびっくりしていました。

 私の練習は、できるだけ「before & after」を心がけています。良い例、悪い例を両方やってもらって、その違いを認識してもらう。オーケストラの練習は、どうしても「こうやりたい」という方向にだけ向きがちですが、そうするとメンバーが「何故そうするのか」ということがわからないままに練習が進んでしまうことがあるのです。ですから、指示した通りにやってもらったら「こんなに違う」ということを実感してもらうのが私の役割。こうして、少しずつメンバーに「音楽的常識」が蓄積されていくと思っています。

 1月のコンサートは、是非、ご来場くださいませ。

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